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「野沢温泉スキー場に行ってみたいけれど、広すぎてどこを滑ればいいか分からない」「温泉街の外湯ってどうやって入るの?」「ランチや宿はどう選べばいい?」と迷っていませんか。
野沢温泉は、スキー場と温泉街がすぐ隣り合っているのが最大の魅力です。朝は山頂近くのゲレンデで滑り、昼はゲレンデのレストランでひと休み、夕方は温泉街の外湯で冷えた体を温める。そんな1日を、車を動かさずに過ごせるスキー場はそう多くありません。一方で、コースの数が多く標高差も大きいので、何も決めずに行くと「初心者なのに難しいコースに入ってしまった」「戻るのに時間がかかった」ということも起こりがちです。
この記事では、野沢温泉スキー場1か所に絞って、ゲレンデの全体像、レベル別の滑り方、アクセス、外湯めぐりの楽しみ方、ランチ、宿の選び方と食事の考え方をまとめました。長野のほかのスキー場と比べたい人は長野のおすすめスキー場10選、ほかの温泉地とあわせて宿を考えたい人はスキー場と温泉宿のおすすめエリア8選をご覧ください。
※各スキー場の情報は2026年11月時点の公式サイトをもとにしています。お出かけ前に公式サイトでご確認ください。リフト券の料金や営業期間、外湯や施設の営業時間は毎シーズン変わることがあるため、この記事では具体的な金額は載せていません。
結論:野沢温泉スキー場はこんな人におすすめ
| こんな人に | 野沢温泉で楽しめること |
|---|---|
| スキーと温泉を両方しっかり楽しみたい | 温泉街に13の外湯があり、滑ったあとに歩いて温泉めぐりができる |
| 長い距離を滑りたい | 公式サイトで最長滑走距離10,000mと案内されているロングコースがある |
| 初心者・子連れ | 山頂エリアに緩やかで横幅の広いゲレンデがあり、山麓にはキッズパークもある |
| 上級者・パウダー好き | 最大斜度39度の「チャレンジ39°のカベ」や、公式サイトでパウダーエリアとして紹介されているコースがある |
| 車がなくても行きたい | 北陸新幹線の飯山駅から直通バス「野沢温泉ライナー」があり、村内には無料シャトルバスも走る |
反対に、「温泉街の散策には興味がなく、とにかく宿の目の前から滑りたい」という人は、ホテル直結のスキー場も候補になります。白馬や志賀高原のように複数のスキー場をはしごしたい人は、白馬のスキー場ガイドや志賀高原のスキー場ガイドもあわせて比べてみてください。
野沢温泉スキー場の基本情報
まずは公式サイトで公開されている基本的な数字を表にまとめました。
| 項目 | 内容(公式サイトより) |
|---|---|
| 所在地 | 長野県下高井郡野沢温泉村 |
| コース数 | 43コース・ゲレンデ |
| 最長滑走距離 | 10,000m(毛無山頂からやまびこ→上ノ平→パラダイス→林間) |
| 標高 | トップ1,650m・ベース565m(標高差1,085m) |
| 最大斜度 | 39度 |
| コース比率 | 初級40%・中級30%・上級30% |
| 総コース面積 | 297ha |
| 主なゴンドラ | 長坂ゴンドラ、日影ゴンドラ |
| 2026-27シーズン | 11月28日から営業予定(初滑り期間あり。詳細は公式サイトで確認) |
注目したいのは標高差1,085mという数字です。山麓と山頂では気温も雪質も大きく違い、公式サイトでも、山頂エリアの上ノ平・パラダイスゲレンデは山麓エリアより気温が低いため雪質が良いと紹介されています。山麓で雪が重く感じる日でも、山頂へ上がると軽い雪を楽しめることがあります。
公式サイト:野沢温泉スキー場
ゲレンデの全体像|山麓・山頂・尾根のコースを知っておこう
野沢温泉スキー場は、大きく分けると温泉街に近い山麓エリアと、ゴンドラで上がる山頂エリア、その間をつなぐ尾根や林の中のコースでできています。公式のゲレンデマップをもとに、主なエリアを整理しました。
| エリア | 主なゲレンデ・コース | 特徴 |
|---|---|---|
| 山麓(日影) | 日影ゲレンデ | 温泉街から動く歩道「遊ロード」で行ける。キッズパークがある |
| 山麓(長坂・柄沢) | 長坂ゲレンデ、柄沢ゲレンデ | 日帰り専用の第1駐車場(長坂)があり、長坂ゴンドラの山麓駅がある。柄沢ゲレンデは平均斜度8度 |
| 山頂(上ノ平・パラダイス) | 上ノ平ゲレンデ、パラダイスゲレンデ | 緩やかで横幅が広く、ファミリーにおすすめとされる。上ノ平スノーパークもある |
| 山頂(やまびこ) | やまびこゲレンデA〜Eコース | 山頂エリアの中級・上級ゲレンデ。晴れた日は日本海が見渡せるとされる |
| 尾根・急斜面 | シュナイダーコース、チャレンジ39°のカベ、ユートピアゲレンデ、スカイラインコース | 上級者向けのコースが集まる |
| 下山コース | 林間コース | 全長5,000mの初級者向きコース。山頂から山麓へ下りられる |
スキー場の入り口は大きく3か所(公式サイト)。温泉街に泊まっているなら日影側、車で日帰りなら長坂側から入るのが基本になります。どこから入るかで最初に乗るリフトやゴンドラが変わるので、出発前に公式サイトのゲレンデマップを一度見ておくと迷いにくくなります。
レベル別のおすすめの滑り方
ここからは、レベルごとにどこを滑るとよいかを紹介します。コースのレベルや距離は、公式サイトのゲレンデマップに掲載されている内容です。
初心者:まず山麓で練習し、慣れたら山頂の上ノ平・パラダイスへ
スキー・スノーボードが初めての人は、まず山麓の日影や長坂の緩やかな斜面で練習しましょう。公式サイトでも、山麓エリアには横幅が広く緩やかな斜面があり、初めて練習する子どもに向いていると紹介されています。止まる・曲がるが少しできるようになったら、ゴンドラで山頂エリアへ上がってみましょう。
山頂エリアの上ノ平ゲレンデ(最長2,000m)とパラダイスゲレンデ(最長1,200m)は、緩やかで横幅が広いゲレンデです。隣接するリフトは安全バー付きの4人乗りとされていて、初心者でも乗り降りしやすい環境が整っています。山麓より雪質がよいことも多く、「ゲレンデの上のほうで気持ちよく滑る」体験ができます。
ポイントは帰り方です。山頂から山麓へは、パラダイスゲレンデから続く林間コース(全長5,000m・初級者向き)で滑って下りられます。ただし距離が長いので、疲れているときや自信がないときは無理をせず、乗ってきたゴンドラで下山しましょう(公式サイトでも案内されています)。林間コースは途中に近道もあり、公式サイトでは家族やグループがはぐれないよう注意が呼びかけられています。待ち合わせ場所を決めてから滑り出すと安心です。
初めてで不安な人は、スクールに入るのも一つの方法です。公式サイトにはスキー・スノーボードレッスンやプライベートレッスンの案内があります。レッスンの選び方はスノボレッスンの選び方、滑り方の基本はスノボの滑り方やスキー初心者完全ガイドも参考にしてください。
中級者:やまびこ・スカイラインで標高差を味わう
ある程度ターンができる人は、山頂エリアのやまびこゲレンデ(A〜Eの5コース)がおすすめです。公式サイトでは「温泉街とは別世界の大自然が広がる」エリアとして紹介されていて、晴れた日には山頂から日本海が見渡せるとされています。やまびこは5月上旬まで滑走可能とされているので、春スキーで訪れる人にも人気のエリアです。
もう少し長く滑りたいなら、最長10,000mのロングランに挑戦してみましょう。公式サイトでは毛無山頂からやまびこ→上ノ平→パラダイス→林間と下るルートが紹介されています。途中で休憩をはさみながら、標高差の大きいロングランならではの爽快感を味わえます。
スカイラインコース(全長4,500m)は、小毛無山頂の尾根を通って長坂・柄沢の山麓まで続くコースです。ゲレンデマップでは中級・上級と表示されていますが、説明文では上級者向けとされ、入口付近は幅が狭いのでスピードの出しすぎに注意が必要です。中級者は、混雑の少ない時間帯に慎重に滑るのがよいでしょう。
上級者:シュナイダー・チャレンジ39°のカベ・ユートピア
上級者には、野沢温泉を代表する急斜面がそろっています。
- シュナイダーコース(最長1,500m・最大斜度32度):パラダイスゲレンデと日影ゲレンデをつなぐ尾根コースで、公式サイトでは「上級者向けの超ハードコース」と紹介されています。高低差は375mです。
- チャレンジ39°のカベ(300m・最大斜度39度):名前のとおり、スキー場で最も急な斜面です。
- ユートピアゲレンデ(最長750m):上部が急斜面で幅の広いコブ斜面が続き、モーグル好きにもすすめられています。
急斜面は、雪の状態によって難しさが大きく変わります。朝いちばんの硬いバーンや、午後の荒れた雪は思った以上に難しいので、体力に余裕のある時間帯に滑りましょう。
パウダー・パークを楽しみたい人
公式サイトでは、やまびこエリア、グランプリ・ジャンピング、向林・はちまんコース、日影のカベ、黒鞍コース、牛首コース、シュナイダーコース、ユートピアコース、チャレンジ39°のカベがパウダーエリアとして紹介されています。新雪の日は人気が集中するので、早めにリフトに並ぶ人が多いエリアです。
コース外への立ち入りについては、公式サイトに「スキー場区域外へアクセスする皆様へ」という案内やスキー場安全条例が掲載されています。パウダーを求めてコース外に出る前に、必ずルールを確認してください。パークは上ノ平スノーパークのほか、ゲレンデマップにスノーパークとハーフパイプが掲載されています(設置状況は積雪や時期によって変わります)。
子連れで行くなら|キッズパークとソリゲレンデ
野沢温泉は子連れにも過ごしやすいスキー場です。日影ゲレンデの「日影インフォメーションセンター」前にキッズパークがあり、公式サイトによるとフワフワしたアイテムとソリ用のゲレンデが常設されています。キッズパークは利用無料とされています(営業期間は公式サイトで確認してください)。
- 行き方:温泉街からは無料の動く歩道「遊ロード」で行けます。長坂方面からは、ソリ付きスノーモービル「送迎ナスキー号」(有料)も案内されています。
- ソリ:そりゲレンデには有料の「ナスキーウェイ(ムービーレーン)」が併設されています。安全管理上、キッズゲレンデとそりゲレンデを歩いて登り返すことは禁止されています。
- キッズレッスン:公式サイトによると、対象は満5歳から小学6年生で、日影本校で開かれています。スキーは満5歳から、スノーボードは小学1年生から受講でき、技術別にグループ分けされます。
子どもとの宿選びについてはスキー場の子連れにおすすめのホテルでも、託児やキッズ施設の見方を紹介しています。
野沢温泉スキー場へのアクセス
車で行く場合
公式サイトでは、上信越自動車道の豊田飯山ICからの行き方が案内されています。主な駐車場は次のとおりです。
| 駐車場 | 台数 | 主な注意点(公式サイトより) |
|---|---|---|
| 第1駐車場(長坂) | 500台 | 日帰り専用。土日祝・年末年始は有料、前払い現金のみ |
| 第2駐車場(柄沢) | 220台 | 大型車は駐車不可 |
| 第3駐車場(南原) | 400台 | 第1・第2が満車になり次第オープン |
このほか村内には普通車向けの駐車場もあります。車中泊は全駐車場で禁止されているので注意しましょう。また、雪の多い日は2輪駆動車にタイヤチェーンなどの持参が求められています。冬の山道に慣れていない人は、スタッドレスタイヤとチェーンの両方を用意しておくと安心です。宿泊する場合は、宿に駐車場があるか、どこに停めればよいかを予約時に確認しておきましょう。
新幹線・バスで行く場合
最寄り駅は北陸新幹線の飯山駅です。飯山駅からは、新幹線に乗り継げる直通バス「野沢温泉ライナー」と、長電バスの路線バスが野沢温泉まで運行しています。さらに冬季はNOTOMA BUS(「野沢温泉~飯山駅~斑尾高原」と「野沢温泉~戸狩温泉~飯山駅」の2系統)も運行が案内されています。時刻表は公式サイトのリンク先で確認できます。
車を運転しなくてよいので、雪道が不安な人や、夜に温泉街でゆっくりお酒を楽しみたい人には新幹線+バスがおすすめです。新幹線で行けるほかのスキー場は新幹線で行けるスキー場14選で比較しています。
村内の移動|無料シャトルバスと遊ロード
野沢温泉村内には、スキー場までの無料シャトルバスが走っています。公式サイトによると、2026-27シーズンは2026年12月12日(土)から2027年3月28日(日)まで運行予定で、第1駐車場(長坂)のシャトルバスターミナル、野沢温泉スパリーナ、新田ターミナル、中央ターミナル、横落民宿街などを回ります。時刻表は平日と土日祝日で分かれているので、宿の最寄りの停留所と時間を確認しておきましょう。
温泉街の中心から日影ゲレンデへは、無料の動く歩道「遊ロード」で上がれます。重いスキー板やスノーボードを持って坂道を歩かなくてよいので、温泉街に泊まる人には心強い存在です。
温泉の楽しみ方|13の外湯めぐり
野沢温泉のもう一つの主役が外湯(共同浴場)です。野沢温泉マウンテンリゾート観光局の公式サイトによると、村内には13の外湯があります。
13の外湯の名前
大湯、河原湯、秋葉の湯、麻釜の湯、上寺湯、熊の手洗湯、松葉の湯、中尾の湯、新田の湯、真湯、滝の湯、横落の湯、十王堂の湯の13か所です。温泉街の中心にある大湯は、浴槽が「あつ湯」と「ぬる湯」に分かれています。熱い湯が苦手な人や子どもは、まずぬる湯から試してみましょう。
外湯は「湯仲間」が守る村の財産
外湯は、村人で構成される「湯仲間」が江戸時代から維持・管理してきたものです。誰でも利用できますが、入口には賽銭箱があり、湯仲間への協力金として寸志の寄付をお願いしています。決まった入浴料がない代わりに、感謝の気持ちを込めて小銭を入れるのが野沢温泉の外湯のスタイルです。外湯めぐりをするなら、小銭を多めに用意しておくとスムーズです。
外湯のマナー
観光局の公式サイトでは、次のようなマナーが案内されています。
- 入浴前に体を洗う
- 浴槽にタオルを入れない
- 入れる温度になったら水を止める
- エチケットを守って入浴する
外湯は地元の人の生活の場でもあります。大声で話さない、浴室内で写真を撮らない、脱衣所を濡らさないといった、銭湯と同じ基本的な気配りを心がけましょう。また、防犯上などの理由で深夜は入浴できません。営業時間は外湯や季節によって違うので、夜遅くに行く場合は観光局の公式サイトで確認してください。
なお、多くの外湯の源泉である「麻釜(おがま)」は、村民以外は立ち入り禁止とされています。温泉街を歩いていると湯けむりが見えますが、中には入らないようにしましょう。
シャンプーを使いたいなら日帰り温泉施設へ
外湯のほかに、日帰り温泉施設もあります。観光局の公式サイトによると、「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」と「野沢温泉スパリーナ」にはシャンプー・ボディーソープ・シャワーがあります。ふるさとの湯はタオルの販売のみ、スパリーナはタオルと水着の有料レンタルがあるとされています。どちらも休館日があるので、行く前に営業日と入浴料を確認しましょう。
「滑ったあとにしっかり髪や体を洗いたい日は日帰り施設、気軽に温まりたい日は外湯」と使い分けると、温泉をより楽しめます。
外湯めぐりのコツ
- 1日に入るのは2〜3か所まで:野沢温泉の外湯は熱めの湯が多いので、何か所も続けて入るとのぼせやすくなります。滑ったあとの体は疲れているので、無理をしないことが大切です。
- 入る前後に水分をとる:スキー・スノボで汗をかいたあとは体の水分が減っています。
- 湯上がりは髪を乾かしてから外へ:外湯には備え付けのドライヤーがあるとは限りません。濡れた髪のまま雪の温泉街を歩くと一気に体が冷えるので、速乾タオルやタオルキャップがあると便利です。
- 足元は滑りにくい靴で:夜の温泉街は路面が凍っていることがあります。スキーブーツではなく、滑りにくいスノーブーツに履き替えて出かけましょう。
- 荷物は小さくまとめる:外湯めぐりでは何か所も移動するので、タオル・小銭・着替えだけを小さなかごやバッグに入れて持ち歩くと身軽です。
ほかの温泉地の外湯のルールや、湯冷めしない入り方はスキー場と温泉宿のおすすめエリア8選でも紹介しています。
ランチはどこで食べる?ゲレンデのエリア別に考えよう
野沢温泉スキー場はゲレンデが広いので、「どのエリアで滑っているか」でランチの場所を決めるのが効率的です。公式サイトのスキー場内レストランのページでは、やまびこ、上ノ平&パラダイス、ユートピア&伊勢宮、日影、長坂の5つのエリアに分けてお店が紹介されています。
| エリア | 公式サイトで紹介されている店の例 | こんなときに |
|---|---|---|
| やまびこ | キッチン セアボス(窯焼きピザ)、レストハウス やまびこ | 山頂エリアで滑り続けたいとき |
| 上ノ平&パラダイス | パノラマハウス ぶな、上ノ平ロッヂ、太郎小屋、ロッヂ はくぎん など | 初心者・ファミリーが山頂エリアで滑る日 |
| ユートピア&伊勢宮 | ユートピア食堂、ロッジ でんべえ(シュナイダーやユートピアなどの終点) | 上級者コースを滑ったあと |
| 日影 | グリーンハウス マルトミ、久保田食堂、食事処 かずみ など | キッズパークで遊ぶ日、温泉街に近い場所で食べたいとき |
| 長坂 | Nagasaka Café、食処 河廣、山のホテル大瀧レストラン など | 車で来て長坂から出入りする日 |
店によってはカードが使えず現金のみのところもあるので(公式サイトでも現金のみと書かれた店があります)、現金も少し持っておくと安心です。混雑を避けたいなら、お昼のピークを少しずらして11時台か13時過ぎに入るのがおすすめです。営業時間やメニューは変わることがあるので、公式サイトで確認してください。
温泉街まで下りてランチを食べるという選択肢もあります。日影ゲレンデから遊ロードで温泉街へ戻れるので、午前だけ滑って温泉街で食事をし、午後は外湯めぐりをする、という過ごし方もできます。
宿の選び方|温泉街の「どこに泊まるか」で過ごし方が変わる
野沢温泉の宿選びでいちばん大切なのは、温泉街のどのあたりに泊まるかです。同じ村の中でも、外湯に近い場所、ゲレンデに近い場所、駐車場に近い場所と、それぞれ便利さが違います。
エリアごとの向き・不向き
| 宿の場所 | 向いている人 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 温泉街の中心(大湯の周辺) | 外湯めぐりと温泉街の散策を楽しみたい人 | ゲレンデへは遊ロードやシャトルバスで移動。宿から遊ロードまでの距離 |
| 日影ゲレンデ・遊ロードの近く | 子連れ、初心者、滑る時間を長くしたい人 | 外湯までの距離。坂道の有無 |
| 長坂ゴンドラの近く | 山頂エリアをたくさん滑りたい人、車で行く人 | 温泉街の中心までの移動手段 |
| シャトルバスの停留所の近く(横落民宿街など) | 費用を抑えたい人、グループ | 停留所の時刻表。最終便の時間 |
宿の公式サイトや予約サイトに「ゲレンデまで徒歩◯分」と書かれていても、野沢温泉は坂の多い村です。地図で坂道や実際の道のりを確認しておくと、「近いと思ったのに意外と大変だった」という失敗を防げます。
宿の種類と食事の考え方
野沢温泉には旅館、ホテル、民宿、ペンションなどさまざまなタイプの宿があります。食事については、大きく2つの考え方があります。
- 1泊2食付き:夕食と朝食が宿で出るので、滑って温泉に入ったあとは宿でゆっくりできます。子連れや、雪の夜に外を歩きたくない人に向いています。夕食の開始時間が決まっていることが多いので、外湯めぐりの時間と重ならないよう、チェックインのときに確認しておきましょう。
- 素泊まり・朝食付き:夕食は温泉街のお店で食べるスタイルです。費用を調整しやすく、温泉街の雰囲気も味わえます。ただし、シーズン中の週末や連休は混み合うことがあるので、行きたいお店がある場合は予約できるか確認しておくと安心です。
温泉街の飲食店は、観光局の公式サイトに一覧ページがあります。どちらのスタイルにするか迷ったら、1泊目は2食付き、2泊目は素泊まりで外食のように組み合わせるのもおすすめです。
スキー旅行で確認したい宿の設備
- 乾燥室:濡れたウェアやグローブを乾かせるか
- 板・ブーツの置き場:客室に持ち込めない宿が多いので、置き場所のルールを確認
- 宿の風呂:温泉か、露天風呂や貸切風呂があるか
- 駐車場:車で行く場合、宿の駐車場があるか、どこに停めるか
- チェックアウト後:荷物を預けてもう少し滑れるか
予約のしかた
観光局の公式サイトには「WEB宿泊予約」の窓口があり、観光局に宿泊予約を依頼するための問い合わせフォームも用意されています。宿の公式サイトや一般の予約サイトとあわせて比べてみましょう。リフト券付きのプランを探すならスキー場の宿をリフト券付きで予約するコツ、泊まりの費用感はスノボの費用は泊まりでいくら?が参考になります。
観光局公式サイト:野沢温泉マウンテンリゾート観光局
1泊2日のモデルプラン
初めて野沢温泉に行く人向けに、スキーと温泉を両方楽しむ1泊2日の過ごし方の例を紹介します。
| 時間 | 1日目 | 2日目 |
|---|---|---|
| 午前 | 到着。宿に荷物を預けて、山麓のゲレンデで足慣らし | 朝いちばんにゴンドラで山頂へ。上ノ平・パラダイスや、やまびこで滑る |
| 昼 | 日影エリアのレストランでランチ | 山頂エリアのレストランでランチ |
| 午後 | 山頂エリアへ上がり、林間コースかゴンドラで下山 | 早めに切り上げて、日帰り温泉施設で汗を流してから帰路へ |
| 夕方〜夜 | 大湯など外湯を2〜3か所めぐり、宿で夕食 | - |
1日目に温泉街の場所をつかんでおくと、2日目の移動がぐっと楽になります。帰る日は疲れが出やすいので、最後の1本は「まだ滑れる」くらいで終えるのがけがを防ぐコツです。
冬の野沢温泉の行事|道祖神祭り
野沢温泉の冬を代表する行事が「道祖神祭り」です。観光局の公式サイトによると、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、毎年1月15日に世界中から多くの見物人が訪れます。この時期に行く場合は、宿が早く埋まりやすいので早めの予約がおすすめです。詳細は観光局の公式サイトで確認してください。
野沢温泉の旅で役立つグッズ
外湯めぐりや雪の温泉街を歩くときにあると便利なグッズを紹介します。スキー・スノボ旅行全体の持ち物はスノボの持ち物リストも参考にしてください。価格帯は2026年11月時点で、千円前後〜数千円程度です。
【外湯めぐりの相棒】ピッチ かごバッグ スリム
- ポリプロピレン製の軽くて丈夫な編みかごバッグ
- サイズは幅約32×奥行約10×高さ約20cm(持ち手を含めて約33cm)、重さ約290〜320g(販売ページの記載による)
- 長時間濡れたままにするとサビが出る可能性があるため、水がついたらすぐに拭き取るよう案内されています
こんな人に:タオルと小銭、着替えを入れて身軽に外湯をめぐりたい人。
【軽くてすぐ乾く】HOMMALAB マイクロファイバー速乾タオル
- ナイロン55%・ポリエステル45%のマイクロファイバータオル
- サイズは小(約40×60cm)と大(約60×122cm)。大小セットには専用の収納ケースが付属
- 一般の綿タオルの約3倍の吸水力とされています(販売ページの記載による)
こんな人に:何か所も外湯に入るので、濡れたタオルを持ち歩くのを軽くしたい人。
【湯上がりの湯冷め対策】VONFAME ヘアドライタオルキャップ
- ポリエステル85%・ナイロン15%のマイクロファイバー素材
- キャップは約25×65cm、タオルタイプは約40×100cmの2種類から選べる
- ヘアドライの時間を1/2に短縮できるとされています(販売ページの記載による)
こんな人に:髪が長く、外湯のあと濡れた髪で外を歩くのが心配な人。
【凍った温泉街を歩く】文屋良品 スノーブーツ
- 防水アッパー素材と、凹凸加工の滑り止めアウトソール
- 裏地付きで足首まわりを包み込む防寒仕様。インソールは取り外し可能
- 完全防水ではないため、水に浸かると濡れるおそれがあると注意書きがあります
- サイズは23cm〜28cm
こんな人に:夜の外湯めぐりや、宿からゲレンデまで雪道を歩く人。
【寸志の小銭入れに】悠友禅ポケット がま口 2.5寸
- 幅約9cm×高さ約8.5cmの小さながま口
- 日本製。柄によってちりめんポリエステル・レーヨンちりめんを使用
こんな人に:外湯の賽銭箱に入れる小銭を、財布とは別にまとめておきたい人。和柄なので温泉街の雰囲気にも合います。
【街歩き用の手袋】HOBBYONE 防寒手袋(スマホ対応)
- 甲側に撥水加工、裏地にフリースを使った防寒手袋(完全防水ではありません)
- 着けたままスマホ操作ができるタッチスクリーン対応
- 手のひらに滑り止め、サイドジッパーで脱着しやすい。S〜XLの4サイズ
こんな人に:温泉街を散策しながら地図やバスの時刻表をスマホで見たい人。滑るときのグローブはスノボグローブおすすめで紹介しています。
【ゲレンデでも街でも】Peace ロングマイクロフリース ネックウォーマー
- ポリエステル100%のマイクロフリース素材、重さ25g
- 30cmのロングタイプで首元から鼻先まで覆える。フリーサイズ
こんな人に:リフトの上でも湯上がりの夜道でも、首元の冷えを防ぎたい人。
野沢温泉スキー場に関するよくある質問
初心者でも野沢温泉スキー場で楽しめますか?
楽しめます。公式サイトのコース比率は初級40%で、山麓の緩やかな斜面や、山頂エリアの上ノ平・パラダイスゲレンデのように横幅の広いゲレンデがあります。山頂から下るのが不安なときは、ゴンドラで下山できます。
外湯に入るのにお金はかかりますか?
決まった入浴料はなく、入口の賽銭箱に湯仲間への協力金として寸志を入れる形です。小銭を用意しておきましょう。シャンプーなどがある日帰り温泉施設は入浴料が必要です。
外湯にシャンプーや石けんはありますか?
観光局の公式サイトでは、外湯のシャンプー・石けんの有無は案内されていません。しっかり洗いたい場合は、シャンプーやボディーソープがある「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」や「野沢温泉スパリーナ」を使うと安心です。
車なしでも行けますか?
行けます。北陸新幹線の飯山駅から直通バス「野沢温泉ライナー」や路線バスがあり、村内ではスキー場までの無料シャトルバスや動く歩道「遊ロード」を使えます。
日帰りでも楽しめますか?
日帰りも可能です。日帰り専用の第1駐車場(長坂)があり、長坂ゴンドラで山頂エリアへ上がれます。滑ったあとに日帰り温泉施設や外湯に寄ってから帰ると、野沢温泉らしさを味わえます。ただし帰りの運転に備えて、長湯はほどほどにしましょう。
春スキーはできますか?
公式サイトでは、山頂エリアのやまびこゲレンデは5月上旬まで滑走可能とされています。春の営業期間はシーズンや積雪によって変わるので、公式サイトで確認してください。
リフト券を安く買う方法はありますか?
公式サイトにはリフト券のWeb購入の案内があります。早割や宿泊とのセットなど、ほかのスキー場でも使える節約の方法はリフト券を安く買う方法10選でまとめています。
まとめ:滑って、外湯で温まる。野沢温泉は「村ごと」楽しもう
野沢温泉スキー場は、標高差1,085m・43のコース・ゲレンデを持つ大きなスキー場でありながら、すぐ隣に13の外湯がある温泉街が広がっています。初心者はまず山麓で練習し、慣れたら山頂の上ノ平・パラダイスへ。中級者はやまびこや最長10,000mのロングラン、上級者はシュナイダーやチャレンジ39°のカベに挑戦してみましょう。
滑ったあとは、小銭とタオルを持って外湯めぐりへ。宿は「外湯に近いか」「ゲレンデに近いか」「シャトルバスの停留所に近いか」で選ぶと、旅のスタイルに合った過ごし方ができます。出かける前には、野沢温泉スキー場の公式サイトと野沢温泉マウンテンリゾート観光局の公式サイトで、営業期間やバスの時刻表、外湯の営業時間を確認してください。
長野のほかのスキー場と比べたい人は長野のおすすめスキー場10選、新潟方面の大型スキー場が気になる人は苗場スキー場ガイドもあわせてご覧ください。

